赤い雪が降る頃に

ポケモンの構築記事や考察をひっそり書いていきます

電磁波考察 〜勝率の安定化を目指して〜

初めに

こんにちはakaiyukiです

今回は勝率が安定しない人に向けて、前季からずっと考えていた電磁波について、圧倒的に個人の見解だけで記事をまとめていきます

ん?あ、ちょっと、今記事閉じようとしたでしょ?え?ちょっ、待っ、もう少しだけ読んで〜泣

はい、こういうしょうもないのは置いておいて、

自分はS14(前季)で初めてレート2000を取ることができましたが、その前のシーズン、S13でも実は20チャレまで行っていました

S13では失敗し、S14では成功できた理由、これを考えた時2つの大きな要因があると結論づけました

その結論に至るまでの過程を追いつつ、これからの向き合い方まで頑張って言語化していきます

どうか生温かい目で見てください🙇(本当にお願いします🙇言語化下手くそなので🙇🙇🙇)

これだけ土下座しとけば許されるやろ()

それではここから考察スタートですどうぞ

あ、ちなみに自分は「勝率なぜか安定しないけど20は取ったことあるよ」っていう人より「18から上がれないんですけど、毎回18から落ちる事は絶対ないです」な人の方が強いと思ってます

んー強いかは少しわからないけど、成長は間違いなく早いと思ってます、勝率不安定は勝負において1番ダメな事だと思ってるので

それでは本編どうぞ

 

 

考察① 2つのシーズンの構築比較

S13使用構築

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S14使用構築

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2つの構築を比較した時、自分の印象はこうだった

共通点

・両方とも基本強いポケモンで固められている

・変わった型もあるが別に弱いわけではなさそう

相違点

・S13はパワーの低い型(カイリューやディンルー)があるのに対し、S14はコノヨやガチグマの起点作成、クッション枠でも火力が高い(コノヨは火力があるわけではないが、憤怒や命懸け等突破力が一応ある)

電磁波を採用している

 

私はここでポケモン対戦において「負け」の要素を考えた

 

考察② 「負け」の要素とはver1

私の考えた負けの要素は主に4つであった

・自分の構築への理解度不足

・相手の構築、環境への理解度不足

・運負け

・どうしようもない状況(回線が悪い、対戦中に誰かに呼ばれて選択できない、押しミス等)

※4つ目は仕方ないもののため考察しません

例えば、不利構築とマッチングして負けるのは、そもそも不利構築を作ってしまっていることに原因があり、それは1つ目と2つ目の要素に関連する

痺れすぎて負け、技を外しすぎて負けは当然3つ目に当てはまる

ここで私は、

負けの要素=勝てない要素

ということに気づいた

「いやいや、何当たり前の事言ってるんだよw」と思うかもしれないが、勝率の安定しない理由の1つはここにある

先程の3つの要素(この先4つ目の要素は無視します)

・自分の構築への理解度不足

・相手の構築、環境への理解度不足

・運負け

この内上の2つは自分の考察不足、1番下は相手のせいでどうしようもない

そう思ってないだろうか?

相手のカミに電磁波1発麻痺から祟り目急所で負けた

パオの氷柱2連怯みで負けた

零度/地割れ1発被弾しょうもな

こういったツイートよく見るし、やってる人もいるだろう(なにせ自分がめちゃやってる)

ツイートしなくても実際このような状況は何回も体験してると思う

確かにこれはまごうことなき運負け…

 

本当にそれで終わらせていいのだろうか?

上で挙げた例は前提として確かに相手に運が寄りすぎている、

しかし状況によってはその前提はひっくり返る

もしカイリューが2舞できるタイミングで深く考えず、1舞で攻撃に移っていたら…

パオの上からカイリューが攻撃できたはずの未来を負けに変えたのは誰だろうか?

カイリューは鋼テラスダイススケショが1番強いと思い込んで、カミに電磁波1発麻痺を引かれる

もし電気や地面のテラスタルを採用していたら…

痺れて負けの未来はなかったのに、その未来を辿ってしまったのは誰のせいだろうか?

これらは実際に僕がS14で経験したものである

だからこそ自分は最後、電気テラスのチャームカイリューを使用したし、カミの前では交代されない限り2、3積み以上を徹底していた

確かに1舞しかできない状況でパオが抜けなかった、だから怯まないに賭けたのに怯んでしまった

これは自分に非のない運負けだが、選出画面での圧力、採用する型、見ている勝ち筋や詰めの方法を見直す事でこれらの運負けを減らすことは間違いなくできる

だからこそ運負けは相手のせいではなく自分のせいであり、勝率が安定しないのは電磁波や氷柱怯み、アイヘ怯みがここまで多い環境なのにも関わらず、電磁波負け、怯み負け=運負けと勝手に結びつけている自分のせいなのである

 

考察③ 「負け」の要素とはver2

考察②で運負けは自分のせいであり、自らの努力で限りなく減らすことができると伝えた(伝えたかった)がまだこれだけではない

ここで伏線を回収しよう

考察①の構築比較の所で書いた1文

電磁波を採用している

これである

私はこの技こそが勝率の安定を妨げている要因だと考えた

ここで電磁波という技について軽い説明

電気タイプの変化技で命中は90%

相手を麻痺状態にする技で、電気や地面タイプのポケモン、サーフゴーや清めの塩キョジオーンには効果がない

麻痺状態になったポケモンは素早さが半分になり、一定確率(25%)で行動が出来ない

こんな感じだろうか

では、この技がどうして負けの要素なのか、勝率が安定しない原因になるのだろうか

 

考察④ 電磁波の罠ver1

自分のS13の印象は、

「自分の電磁波は外しまくるし、相手の電磁波は1発麻痺だしマジで運ゲーしょうもなすぎだろ」

だった記憶がある()

さらに、今考えると暴論すぎるが、

「自分は運負けしまくってるから、自分の電磁波は痺れて当然、相手が動く方がおかしい、運負けだ」

とか言ってた記憶もある

個人差はあるだろうが、電磁波は使われるだけでなく、使っても自分の精神を不安定にさせる

・25%で動かないの不快だし、本当に25%か?

・命中90%のくせに当たりすぎだろ

・ここ麻痺しなかったら勝てるのに大事な場面で痺れるのマジおもんない

だけでなく、

・なんで相手の電磁波は当たるのに自分の電磁波は当たらないんだ

・相手だけ1発麻痺引くのに自分は引かないのはおかしい、運が悪い

これだけ例を挙げれば大丈夫だろうか?

ポケモンというメンタルが大事なゲームにおいて、電磁波1つでここまでメンタルを保てていない例を挙げることができる

逆に電磁波で運勝ちした時、気分は間違いなく良くなるだろう

ただし、ポケモンに必要なメンタルは

「自分は強い、どんな相手でも絶対に勝てる自信がある」と思えることであり、

「電磁波1発麻痺キターwはい乙w運勝ち最高」という精神状態ではない

運が良く、言えば調子に乗っている状態、この状態も私はポケモンをやるべき状態ではないと思っている

なぜならば、運勝ちとは、

自分の実力かどうかわからない勝ちであり、再現性もないその場限りの勝ちである

が、ゲームのシステム上勝ちであることに変わりはなくレートや順位は上がる

という勝ち方だからだ

順位や勝率が安定しない人はおそらくこの勝ちにも、自分の構築は強いという自信を持つ

もしくは勝ってるからこのままでいいという慢心を持つ

だからこそなぁなぁな気持ちで潜り続けたり、負けても深く反省しなくなる

そんな状態で対戦を続ければ、なんの収穫もない勝ちと強いという思い込みによる反省のない負けを生み出してしまう

これが電磁波が与える悪影響の1つだと考える

 

考察⑤ 電磁波の罠ver2

考察④では電磁波のメンタルに対する影響を考えたが、ここではより対戦における影響を考察する

f:id:akaiyuki:20240212135852j:imageS13 R20 失敗

f:id:akaiyuki:20240212135854j:imageS14 R20 成功

これは考察①にも載せた実際に使っていた構築で上が負けた時、下が勝てた時である

言い換えると、上が電磁波を使った時、下は電磁波を使ってない時になる

ただ、私は上の構築は電磁波=命中不安を使ってるから勝率が安定しないなんて結論を出すつもりはない

なぜなら「下の構築は岩封という命中不安を使ってる」という反論が出来るからだ

電磁波も岩封も共に命中90%、10%で外れるという下振れが付きまとう技であり、どちらも外してしまうと負けに大きく近づいてしまう…

と思い込んでいる

ただそれだけではないのは考えれば単純な話

上で書いた、一定確率で相手は行動出来ない、即ち一定確率で相手は通常通りに行動出来る

「そんなこと知ってる」と思うだろうが、ここにも罠がある

まず岩封、これは10%で外れる代わりに90%で確実にデバフをかけられる、下振れ要素は10%だけ

それに対して電磁波、これは10%で外れるのに加え、当たっても75%で相手に動かれる

外すだけが下振れ要素ではない、不安定すぎる技

運に頼る電磁波は一歩間違えれば、全てのアドバンテージを無に返していることになる

電磁波をよく使うポケモンとしてハバタクカミが挙げられるが、電磁波カミと甘えるカミ、どちらが相手を確実に弱体化させられるか、どれだけ安定するかは明白だと思う

(数学出来ない私による計算コーナー)

[前提]

電磁波の当たる確率→90/100

電磁波の外れる確率→10/100

麻痺状態で動く確率→75/100

麻痺状態で動けない確率→25/100

【考えられる事象】

1電磁波当たる→動ける

2電磁波当たる→動けない

3電磁波外れる

【実際の確率】間違ってたら🙏

1の確率 90/100×75/100=27/40 67.5%

2の確率 90/100×25/100=9/40   22.5%

3の確率 10/100             =4/40   10.0%

合計 40/40=1

電磁波を打たれたターンに動ける確率    1の確率+3の確率=77.5%

電磁波を打たれたターンに動けない確率   2の確率=22.5%

次のターン以降動ける確率 75%

次のターン以降動けない確率 25%

間違ってたら本当にすみません

ただ、動ける確率の方が絶対に大きい事が伝われば幸いです

上で(ネットで調べてもこの手の確率が何故か出てこなくて、もう数学に関しては全く勉強してない高校生が公式を思い出し、頑張って計算した結果から)分かる通り、

 電磁波は確率上完全に打つ方が損する技

ということになります

岩封と同じ命中90%の不安技なわけがない

それなのに「全然麻痺らない」「相手運良すぎ」って言って電磁波を使っている、相手が痺れなかったら運負けって思ってる皆さん、運負けを呼び込んでるのは完全に自分自身ということに気づいてもらえただろうか?

本来麻痺状態とは、メインが“素早さ操作”で、副産物に“上振れ”が付いてくるものである

しかし、上位勢ではない中級者ぐらいの人は、副産物である“行動不能にすること”に重きを置いているように感じられる

電磁波の痺れに頼るのは自分が不利な状況、どうしても勝てない状況でワンチャンスを掴みに行く時だけ、その他の状況で打つ電磁波は素早さを下げる目的や祟り目の火力を上げる目的で、上振れたら超ラッキーの気持ちじゃないといけない

「そんな事自分は分かってる」

それは分かってるフリをしているだけではないだろうか?分かっている人は相手が確率有利なのにカミでカイリューに電磁波を打つだろうか?

「いや、鋼テラスケアしてムンフォ押さないだけだし」

と反論されれば、甘えるじゃダメ?と返したい

なぜ確実な起点を作れる技(今回だと甘える)を使わず、電磁波なのか?

私は書いてる立場からある程度はわかるが、そこは自分で考えてほしい

1つ言えることは、

電磁波は不利展開をひっくり返す力はあるが、有利展開をそのまま勝ちに持っていく事には長けていない

導き出される電磁波の罠とは不利確率であるにも関わらず、偶然の勝ちを生み出し、それを強さと思い込ませることにある

 

考察⑥ 勝率の変動

記事長いですねー疲れますねー

ここでは私の無様な勝率見れますので、それ見て「ぷぷぷーコイツざっこw」みたいな感じで楽に見といてください

自分でもあまり覚えてないんですが、微かな記憶とツイートやホームを見る感じ、例の電磁波構築を1月1日には確実に使っていて、そこから1月3日までやり、撤退してました

勝率を(文系、数学基本赤点勢だった僕が)計算した結果、

1月1日 勝ち15 負け15 勝率50.0%

1月2日 勝ち35 負け29 勝率54.6%

1月3日 勝ち18 負け25 勝率41.8%

合計  勝ち 68 負け69 勝率49.6%

という結果でした

次に私が前季使って一応R2000を達成した構築は、実は最終日に出来たもので、19から20にのるまでの勝率やその前後の勝率を(積分が一生出来なかった私が)計算した結果、

〜19  勝ち 11 負け 11 勝率50.0%

19〜20   勝ち 17 負け  7  勝率70.8%

20〜  勝ち3    負け  3  勝率50.0%

その後ノンスタイルの漫才見ながらテキトーにポケモンやって爆溶け()

でした(反省しろ)

流石に出来すぎな感じしますが、電磁波使ってる時は綺麗に勝率バラバラになって、使ってない時は上振れつつ、一定になってます(というよりむしろ下振れ続けて19〜20で下振れがおさまった感あるけど)

当然使ってた構築系統やそれが環境に刺さっていたかどうかで勝率は変わりますが、1つの指標になれば

 

考察⑦ 他の命中不安技との違い

ここまで考察を続けてきて、思った人もいるだろう「なんで電磁波だけ?」「鬼火や催眠術も命中不安の変化技じゃん」と

確かに分類すれば命中不安の変化技でそれは電磁波と同じ

だが、明確に違う点があり、それが電磁波の弱い点に繋がる

まず電磁波は相手を麻痺状態にする技、これは当たり前、次に鬼火は相手を火傷状態にする技、これも当たり前

であればその2つの技の違いは?

状態異常の種類が違う

先ほど上で出した確率では電磁波は相手の方が確率有利だった、これは麻痺状態が75%で相手の行動を許してしまうから

では鬼火は?15%で外れるものの、100%相手の攻撃力を下げられる

催眠術も同様40%で外れてしまうが、基本最速起きを考慮しないと仮定すれば2ターン無償で行動出来る

だが、電磁波は?100%の保証は一切なく、しかも相手に有利確率

冷静に考えればそれに頼ってるなんて馬鹿馬鹿しい

 

考察⑧ 構築作成と電磁波

ここまで散々電磁波のことを悪く言ってきた

その上でどう構築を作るのか、方法は3つ

・こんな考察無視して電磁波を使う

オニゴーリを使い電磁波を最大限活かす

・電磁波を使わない構築作りをする

1番上は今回考えないとして、割と2つ目はありで、オニゴーリの事運って言って嫌って、電磁波は使うのは矛盾でしかない=論外であり、だったらゴーリとまで行かずとも身代わりを採用する等最大限麻痺の効果を引き出す努力をすべき

3つ目は個人的に進んでほしい路線であり、今後のポケモン人生考えたら絶対これがいい(と思ってる)

自分の最近の持論では、電磁波を構築に入れることによって、自分の思考やプレイングが雑になると考えている

最上位勢は知らないけど、数回R20取りましたみたいな人には余裕で当てはまると思っている

確かに電磁波には確定的な要素は全くないが、爆発的な上振れ要素がある

これに乗っかり、上振れを待つことによって19や流れが良ければ20に到達するのは別に遠い存在ではない

だからここまで電磁波を否定してるけど、別に使うのが悪とは言わない、それだけ強い技であることに変わりはないから

だが自分はこう思う

「それ本当に自分の実力で取った20か?」

ポケモンには麻痺以外にも技外しや急所マッチング運等、電磁波を使わなくとも運要素は付きまとう

しかし、電磁波を使うことはさらにそれ以上の運要素を自ら引き寄せることに繋がる

運勝ちするのも当然だが、運負けするのも当然

そんな状態で出された勝率は自分の本当の勝率とかけ離れていないだろうか?一度考えてほしい

使う側に言うのはここまで

次に対策する側については考えたが、当然のことしか思いつかず、環境に刺さるポケモンもシーズン毎に変わるため誰を、どんな型を使えばいいかは言えないので軽く

した方がいいのは当たり前で、エースになるポケモン、もしくはサイクルの要になるようなポケモンを電磁波に強くしないと意味がない

前季だと地面テラスや、電気テラスのカイリューがそれに当たるし、キョジオーン絡みのサイクルも電磁波に強い

また、これも当たり前だが、電磁波型にだけ勝てたって勝率は安定しない

カミならメガネにも甘えるにも勝てないとダメだし、カイリューも当然ダイススケショ、ノマテラ神速、飛行テラバ、無限にあるカイリューの型のメジャー所に有利を取れつつ、電磁波にも勝てないと意味がない

そんなポケモンを見つけるのが1番難しい所だが、それは絶対に最上位勢だろうが誰だろうが難しいから、潜り続けて環境を知る以外方法はない

 

最後に

当初はめちゃくちゃ軽く書くつもりだったのですが、書いてるうちに思いこみ上げてきて超長い文章になってしまいました🙇

自分が電磁波環境に嫌気が差してポチべが落ちているので、文章にまとめることにより、思考が固まりポチべ上がればいいなと半分自分のために書いたのですが、多分おそらくmaybe皆さんの思ってる事汲み取りつつ、そこに対する考え方を書けてると思います

言語化下手くそなのと文章の書き方が独特なのは許してください

こんな事書いても電磁波が環境から減ることはないので、今季も勝ち馬見つけられるよう頑張りましょう

それではお読みいただきありがとうございました

 

 

電磁波だけは駆逐するぞ(今季の目標)